TOEIC 800 からやり直す文法まとめ。

TOEIC公式問題集の次の問題を間違った。position (which is) his ownと解釈した。
Despite his busy schedule, Miles decided to interview applicants for the new accountant position ____.
A. himself
B. him
C. his
D. his own

which isが省略できるかどうかは結構グレーだけどそもそもhimselfが副詞的に使える事を知らなかった。(which is) his ownとした場合はそれがnew positionなのが何か変…。そしてこういう場合の自分なりのTOEICのテクニック的な事を書きそれが広まってしまうと運営が対策のために変な問題を作り出すのでそれは書かないでおこう

which isを省略できるのは「省略後の関係詞節中のCが先行詞を修飾できる」とき。なので、(which is) his ownと考えるのは不正解。himselfが正解なのだが、himselfは副詞的に使え、「彼自身がやった」を強調する効果がある(後述の再帰代名詞の強調用法)。Despite~で「忙しいが」と言っているので文意も極めて適切である。以下、再帰代名詞の用法を纏める。

用語:
reflexive pronoun: 再帰代名詞
personal pronouns: 人称代名詞

動詞・前置詞の目的語

他動詞の目的語が主語と同じ時に再帰代名詞を使う。
eg. I fell down the stairs and hurt myself.
eg. She looked at herself in the mirror.

強調用法

再帰元の名詞・代名詞を強調して「名詞・代名詞が自分自身で」という強調をする時に使用する。強調の時に副詞になるので再帰代名詞が欠落しても完全な文になる。

eg. The director of the company wrote to us himself to apologise for the dreadful service.
参考:Cambrige

この例文は、会社のディレクターが代理で誰かに書かせたわけではなく、自分自身で書いたことを強調している。当然、副詞が配置できる場所ならどこにでも himself を置けるが、文章によってはニュアンスが変わる場合もある。この例文ではどこに himself を置いても基本的な文意は変わらない。

aloneの用法

by + 再帰代名詞でalone, w/o any helpの意味になる。この場合も副詞の意味になるためby + 再帰代名詞が無くても完全な文章になる。
eg. Why don’t you go by yourself?
eg. The children made the entire meal by themselves.

丁寧な表現で使う

eg. The National Trust is a charity depending on the support of people like yourself.
普通の文章だとlike yourselfがlike youになる。主語には使えない。