ディレイラー調整完全マニュアル
ディレイラー調整は何度もやった。その経験をメモしておく。
FD調整
1. 内側ギアの調整
- ワイヤーを緩める
- FDのネジも必要なら緩める
- リア最大スプロケ(内側)に、フロントギアは内側に落とす(どっちも内側と覚える) -> 初期位置を決めたいのでワイヤーの張りをなくすため
- 車体側のボルトを締めると外側に移動する
NOTE: ケーブルを緩くするとバネの力でチェーンガイドが車体側に行く。ネジを締めることで内側への可動域を制限している。

- 車体側のプレートとチェーンのクリアランスが 0.5mm になるように調整する
- 決まったらワイヤーを締める
NOTE: ワイヤー締め付けトルクは 6-7Nm - 以上
- NOTE: 車体側のプレートのスキットプレートが飛んでいないか確認する
2. ワイヤーの引っ張りの調整
- 次にワイヤーの引っ張りを調整する
- R最大スプロケ、Fトップにする
- Fをトップに入れた後、トップトリムにする
- FD内側プレートとのクリアランスが0.5mmになるようにアジャストボルトで張りを調整する
- 以上
NOTE: Rトップ、Fトップだと普通擦るのでトップトリムに入れる。
3. F外側の調整
- Rをトップ、Fを外側に入れる(どっちも外側と覚える)
- 外側のネジを締めるとプレートが内側に入る。ガイド外側とチェーンとの隙間が0-0.5mmになるように調整する。
NOTE: ワイヤーを引っ張るとチェーンガイドが外側に移動する。外側への可動域を制限するのが目的。 - 以上
調整ボルトが効かない
- ローを目いっぱい緩めると一番内側に落ちている
- ハイ側
メモ
- ロー側の Tips
- ケーブルフリー状態で内側にディレイラーが寄る(a)
- ロー側ネジを締めると外側にディレイラーが動く
⇒ (a) 状態での位置が決まるロー時の内側の位置を決める。
- ハイ側の Tips
- ハイ側移動でケーブルが引っ張られ、ディレイラーが外側に行く
- ハイ側ネジを締めるとディレイラーが内側に行く
⇒ ハイ側 = ケーブルが引っ張られた時の外側への移動範囲を絞る効果。
RDの調整
105の説明書とは少し違うがこのやり方で今の所問題ない。
1. トップ側調整
ガイドがスプロケトップの真上に来るように調整します。
- ワイヤーを緩めて張力を0にする
- ガイドがスプロケトップの真上に来るように調整する。上側のネジ(= トップに近い側のネジ)を緩めるとガイドが外側に移動。
- 位置が決まったらワイヤーを固定する
2. 移動量調整
- 変速を一段上げる
- ワイヤーの張力を調整して二段目に変速するようにする(1. の状態では二段目に行かないはず)
NOTE: 緩めると張力が強くなり、ガイドが内側に移動する
3. ロー側調整
- 下側のネジを締めるとガイドプーリーが外側に、緩めると内側に入る
NOTE: ワイヤーを引っ張るとガイドがロー側(内側)に移動する。この移動範囲をネジで制限している。(ネジの部分を見ると分かる)。
NOTE: 105新品時は7.5段目位置で制限された状態が初期位置だった。かなり緩めて内側に移動させた。この位、広く制限できる。(最初、7段目でレバーを押せなくなったのでレバーが壊れてるのかと思った。実際は制限されてるのでそれ以上ワイヤーを引けない状態になっていた。)

4. テンションアジャストボルト調整
- Fを最小ギアに、Rは最大スプロケ(内側)にする
- ネジを緩めるとガイドプーリーがギアに近づく
NOTE: ディレイラーのバネでディレイラー本体がスプロケ側に押されている。ネジを締めるとネジが伸びてディレイラー本体がスプロケから離れる。

トラブルシューティング
立ちごけしてRDを打ったらトルクをかけた状態でTOP側2枚に入らなくなった
無負荷では入る。今の所原因不明。
やったこと
- x 標準的な調整
- ? トップ調整ネジを緩めて外側にやる
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